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【STORY】サッカーを通じたハワイとシアトルの深い絆

June 27, 2024

Credit: KHON2

 

 

 

過去数十年間、ハワイとシアトルは多くの強いつながりを共有してきました。ホノルルとシアトルの両都市を結ぶ直行便は1985年に就航され、“エメラルドシティ”はハワイ以外でネイティブ・ハワイアンが最も多く住んでいる都市です。

 

2008年以降、ハワイはシアトル・サウンダーズFC(MLS)のホームグロウン・テリトリーに指定されています。これによって、ハワイ諸島の若いサッカー選手に、太平洋の反対側でプロ契約への道を踏み出す直接的な扉が開かれました。

 

「私たちは長い間、ハワイと強い絆を持つことができて本当に幸運でした」。サウンダーズFCのゼネラルマネージャー兼社長であるGarth Lagerweyは、2022年のMLSスーパードラフトのライブ中継でMLSsoccer.comにこう語っています。

 

2002年、カメハメハ・スクールを卒業したBrian Chingとマウイ高校を卒業したZach Scottが、シアトル・サウンダーズFCと契約した初のハワイ出身選手となり、2007年にはモアナルア高校を卒業したKenji Treschukが続きました。

 

その10年後、カポレイ高校出身のShandon Hopeauが同クラブのアカデミーに加入し、ハワイ出身のサウンダーズ・アカデミー選手として初めてプロ契約を結びました。

 

最近では、2022年にカイルア出身のDylan Tevesがサウンダーズに加入しており、5選手全員が若いころからサッカーを始め、プロ契約を勝ち取るために懸命に努力したという感動的なストーリーを共有しています。

 

Pacific Rim Cupの主催者であるBlue United Corporation Presidentの中村武彦は、両都市のつながりについて次のように解説しています。

 

「この2つの都市間の強い関係性とつながりを強調する点において、ハワイ出身で元サウンダーズの選手であるKenji Treschuk氏とShandon Hopeau氏が、今年のサッカークリニックと新たに追加されたサッカー大会のコーチを務めることは非常に素晴らしいことです。今年はシアトル・サウンダーズFCのアカデミー採用責任者であるDavid ‘Bingy’ Lara氏も参加し、両イベントの参加者を指導するだけでなく交流の場も設けます」

 

Treschuk、Hopeau、Lara、そして日本からは元日本代表の山田卓也氏が、Waipio Soccer Peninsula Complexで開催される「Pacific Rim Cup Keiki Soccer Clinic and Tournament」で特別コーチを務めます。サッカークリニックは4歳から14歳までの子どもたちを対象に7月26日(金)に開催され、同27日(土)には8歳から11歳までの子どもたちを対象としたサッカー大会が新たに開催される。

 

Hopeauは2020年、KHON2のAlan Hoshidaにこう語りました。「最初にプロ契約の話を聞いたとき、子どものころからの夢だったので素直に信じられませんでした。私は母に、プロサッカー選手になりたいと常に話していたので、当時は自分が成長する過程で経験してきた苦難の数々を思い出したものです」

 

2018年に始まったPacific Rim Cupは、翌2019年にアロハスタジアムでプロのサッカー大会を開催したのを最後に、パンデミック以降は休止していました。しかし2022年以降、Blue Unitedはハワイの子どもたちのために毎年Waipio Soccer Peninsula Complexでサッカークリニックを開催しており、近い将来のプロのサッカー大会の復活を目指しています。

 

Treschukは次のように話します。「私がサウンダーズに加入した2007年当時、ハワイはまだホームグロウン・テリトリーではなかったので、チームに加わるための機会を確保するのに多くの努力が必要でした。しかし、このサッカークリニックのような機会を通じて、ハワイ諸島の外でサッカー選手としてのキャリアを積むことを目指す子どもたちに、貴重な経験と機会を提供することで、彼らの目標や夢の達成を手助けすることができるのです」

 

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